もらったお菓子の行方
会社でお客さんや支店の人などからお菓子を貰うことが多い。
その配り方にも、配り手の人間性がよく出るなぁと本当に思う。
以前はわたしも配ることがあったので、貰った数から誰にどのように配ったらいいか考え結構悩んだ。
「配り方が悪い」と、でかい顔してるパートの人に文句言われたことがある。
フロアーには見えない境界線のようなのがあって、あっちの島とこっちの島ごとに分け合って配ることが多い。
例えばH子の場合、明るくて八方美人の性格のようにみんなに平等に配り、あっちの島の人にまで配ることがある。それは計算されたものなのかもしれないと思うこともあった。
M子の場合も、みんなに配ったら余ったのをあっちの中の良い特定の人にも配る。
でもあっちの島から、私たちに回ってくることはあまり無い。
そのようにその配り手が誰を大切にしているかが良く分かる。
そして目の前に座っているK子の場合が意地汚くてびっくりした。
今年3年めの彼女は、入社したばかりの頃は可愛くて良い子と思っていたが…
最近ココロのブラック度が高いことに気づきショックを受けていた。
先日地方の大きな名物お菓子を頂いた時、ほんの周辺の女性だけに配り、残りをこっそり自分だけ3個も貰って帰ってのにはびっくりだった。
余ったら貰っていきなさいと、かつて優しい上司に言われていただろう。
私に1つ配り、上司が都合で食べられなくなったからどちらかもらって行ってと言った時に、「私2個貰ったんで、かりんりんさん貰っていって下さい。」と言い、私が「じゃあ」と言った直後、「N子さんちお子さんいるから」とまるで私に渡したくないように遮った。
大人だから、別にそんなこと言われてまで食べたい訳じゃないから、それはN子さんに渡ったが、その言い方が気になってしまった。
自分は家族の分も含めて3個貰ったくせに。。(後で知ってびっくりだった!)
空いた口が塞がらないような気分だった。
しかも彼女は最近、周りの人が心配するような急激な食事制限ダイエットをしているのである。
それでも美味しいものは独り占めしたいのだと思うと、その矛盾が何とも言えない。